予防歯科
-
完治しても、その後のケアが悪ければ、再治療をしなくてはいけません。それを防ぐために、治療が完了したらメインテナンスをおすすめしております。
すでにブラッシング指導を受けていても、毎日の歯磨きの中でそれぞれの磨きぐせがでてくるものです。それを見逃していると、ずっとプラークが付着したままになり、むし歯を再発させてしまったり、歯周病を進行させてしまいます。
お口の細菌のコントロールは、なかなか難しいものです。
いったん治療が終わると歯に痛みがない限り、歯科医院から足が遠のくものですが、状態を維持させていくためには、メインテナンスや定期健診は、不可欠です。
患者さまのお口の状態に合わせて1~6か月おきに、担当の歯科衛生士が、定期健診、メインテナンス(予防)処置を行っていきます。施術時間は、30分~1時間です。
メインテナンスの流れ
-
①むし歯チェック・歯周病の検査・プラークチェック
口内をすみずみまでチェックします。
-
②ブラッシング指導
磨き残しを見てもらい、苦手な部位を克服。染め出し(プラークが赤くなる薬剤)をすると良く分かります。
-
③PMTC
歯の表面の着色やヤニを取ります。歯石が沈着していたら除去します。
表面をツルツルにして、プラークや歯石がつきにくくします。 -
④次回のご相談
検査の結果により、次回のメインテナンスの間隔をどのくらいにするか、患者様と相談の上、決めております。
メインテナンス時に「フッ素塗布」をすると効果的です。
歯には、「フッ素」がいいということは、ほとんどの方がご存じだと思います。
フッ素には、歯を強くし、むし歯予防の効果があります。
歯を強くするには、「高濃度のフッ素」が必要です。
高濃度のフッ素は、市販できないため、歯科医院での施術となります。 濃度は、9,000ppmと、歯磨剤に入っているフッ素の10倍~90倍となります。 回数は、年に3回する程度で効果があります。
むし歯予防には、「低濃度のフッ素」が必要です。
最近、「フッ素配合」の歯磨剤が多くなってきました。
歯磨剤に入っているフッ素は、100~960ppmとばらつきがありますが、低濃度のフッ素です。
低濃度のため、ご自宅でむし歯予防が手軽に行うことが出来ます。しかし、唾液で濃度が薄まり、そこにうがいまでしてしまうと効果は激減してしまいます。少しでもフッ素が多く入っている歯磨剤をお勧めします。
ホームケアとして毎日続けることが大切です。
低濃度と高濃度のフッ素は、役割が違いますので、歯科医院での「フッ素塗布」をお勧めします。
1回1,000円(税別)